参加期間 | 9月9日~13日 (5日間) |
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勤務地 | 埼玉県さいたま市 |
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インターンシップ体験記 2019年度
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インターンシップ体験記 2019年度
エヌエス環境株式会社(環境コンサルタント/分析)
理学部 理学研究科 環境科学専攻 博士前期 S.Hさん
1.目的
私は生活・工業廃水に含まれる汚染物質を除去する研究を行っています。しかし、実際に河川に足を運んで水を採取し、分析を行ったことがありませんでした。今回のインターンを通して、環境分析の仕事を肌で体験し、自分のイメージとリアルのギャップを埋めるために、5日間のインターンに参加しました。
2.研修内容
エヌエス環境株式会社は環境試料のサンプリング、測定を行っています。
今回私は主にサンプリング作業を体験し、多くの地点でサンプリング業務を行いました。例えば、井戸水のサンプリングです。とある埋め立て地の地下には井戸水が流れており、埋め立てられた物質が井戸水に溶け出しています。この井戸水は人間の私生活に用いられているので、問題がないかを測定するためにサンプリングを行いました。さらにこの井戸水はそのまま用いられるのではなく、処理施設を通して化学処理を行ってから利用されています。よって、処理施設で処理された後の水のサンプリングも行いました。また、サンプリングと同時に、気温、水温、色、におい、pHの測定をしました。
その他にも屋上に設置されたダイオキシン測定機器の撤去や、河川に実際に入り、流量の測定や導電率の計測を行いました。サンプリング作業以外には、屋内でデータ整理、測定機器のメンテナンスを体験しました。
3.研修の結果得たもの
一番に感じたことは、様々な場所で採取した水がとても綺麗でした。井戸水や河川水と聞くと、あまりきれいなイメージはありませんでしたが、排水規制が整っているため、想像以上の透明度を有していました。このことは、実際に肌で仕事に触れないと分からないことであったので、実習を通して現場のリアルを知るということは、有意義なものであると感じました。同時に、今回行わせていただいたサンプリング業務はまだまだアナログなものが多く、マンパワーに頼る点が非常に多かったです。マンパワーや技術の継承が必要な仕事は若い人間が不可欠なので、若い層の環境問題への関心が高まり、および就職の必要性を自分の身をもって痛感しました。
また、社員の方とお話させていただく時間が多く、環境アセスメントの業界を知る良い機会となりました。現在、首都圏近郊は開発が進められており、それに応じて環境アセスメントの需要も高まっています。主に官公庁からの依頼が多く、同業他社も多数存在するため市場は比較的賑わっているようです。近年環境問題や排出規制が厳しくなってきており、今後さらに厳しくなることが見込まれており、環境分析の業界はさらに需要が高まると考えられるため、これから数年間は右肩上がりで成長することが見込まれます。
他にも、業務に関与したことで、BtoBのやり取りを肌で感じることができました。ミスなく丁寧に作ることが求められ、またそのことがどれほど難しいかを実際に作成することで学べたのは、社会で働くイメージを持つうえで非常に役に立つ経験になりました。
私は生活・工業廃水に含まれる汚染物質を除去する研究を行っています。しかし、実際に河川に足を運んで水を採取し、分析を行ったことがありませんでした。今回のインターンを通して、環境分析の仕事を肌で体験し、自分のイメージとリアルのギャップを埋めるために、5日間のインターンに参加しました。
2.研修内容
エヌエス環境株式会社は環境試料のサンプリング、測定を行っています。
今回私は主にサンプリング作業を体験し、多くの地点でサンプリング業務を行いました。例えば、井戸水のサンプリングです。とある埋め立て地の地下には井戸水が流れており、埋め立てられた物質が井戸水に溶け出しています。この井戸水は人間の私生活に用いられているので、問題がないかを測定するためにサンプリングを行いました。さらにこの井戸水はそのまま用いられるのではなく、処理施設を通して化学処理を行ってから利用されています。よって、処理施設で処理された後の水のサンプリングも行いました。また、サンプリングと同時に、気温、水温、色、におい、pHの測定をしました。
その他にも屋上に設置されたダイオキシン測定機器の撤去や、河川に実際に入り、流量の測定や導電率の計測を行いました。サンプリング作業以外には、屋内でデータ整理、測定機器のメンテナンスを体験しました。
3.研修の結果得たもの
一番に感じたことは、様々な場所で採取した水がとても綺麗でした。井戸水や河川水と聞くと、あまりきれいなイメージはありませんでしたが、排水規制が整っているため、想像以上の透明度を有していました。このことは、実際に肌で仕事に触れないと分からないことであったので、実習を通して現場のリアルを知るということは、有意義なものであると感じました。同時に、今回行わせていただいたサンプリング業務はまだまだアナログなものが多く、マンパワーに頼る点が非常に多かったです。マンパワーや技術の継承が必要な仕事は若い人間が不可欠なので、若い層の環境問題への関心が高まり、および就職の必要性を自分の身をもって痛感しました。
また、社員の方とお話させていただく時間が多く、環境アセスメントの業界を知る良い機会となりました。現在、首都圏近郊は開発が進められており、それに応じて環境アセスメントの需要も高まっています。主に官公庁からの依頼が多く、同業他社も多数存在するため市場は比較的賑わっているようです。近年環境問題や排出規制が厳しくなってきており、今後さらに厳しくなることが見込まれており、環境分析の業界はさらに需要が高まると考えられるため、これから数年間は右肩上がりで成長することが見込まれます。
他にも、業務に関与したことで、BtoBのやり取りを肌で感じることができました。ミスなく丁寧に作ることが求められ、またそのことがどれほど難しいかを実際に作成することで学べたのは、社会で働くイメージを持つうえで非常に役に立つ経験になりました。
株式会社アリミノ(化粧品/研究)
理学部 化学科 3年 T.Sさん
1.目的
私が今回のインターンシップに参加するにおいて、目標としていたことは2つあり、1つは化粧品関係の企業はどのような職場で、どのような環境であるかを知ること、もう1つは実際の研究職とはどのようなことを行っているのか知ることでした。
2.研修内容
今回行った研修は2つのものでした。
1つ目はスタイリング剤に用いる樹脂の被膜の硬さの試験を行いました。この試験では、5種類のセット樹脂を、そのままの状態、ポリオール併用系、ジェル処方系にして同一人毛に塗布し、塗布前後やそれぞれの硬度の比較を行いました。比較方法には毛髪曲げ試験によるヤング率によるものと官能評価を用いました。また、この内容をPowerPointにまとめ、研究員の皆さんの前で発表を行いました。
2つ目はスタイリング剤の配合を変え、好みのものに調製していくことを行いました。原料の純分を数%ずつ変えることで、硬さ、伸び、髪の立ち上がり、洗い落ちなどがそれぞれ変るため、少しずつ原料の純分を変えていき、出来上がったものを一つ一つ、ウィッグや自分の髪につけることで評価を行いました。
3.研修の結果得たもの
インターンシップを通じて、新しいものを作ることの難しさと楽しさを知ることができました。
今回の研修では、樹脂の試験の結果が当初の予想と異なる結果となりました。このことについて研究所の方々に尋ねましたが、研究所でも初めての試験であったため、正確な理由まではわからず、推測の段階までで終わってしまいました。これが新しいことに取り組む難しさであり、そこを研究し、改善していくということが大切なのだと学びました。
最終日に自分でスタイリング剤の調製する際には、自分の好きなものを自分が使いたいと思えるようなものに調整していくことがとても楽しく、時間を忘れてしまえるほど没頭できました。最初は思った通りにならず苦戦しましたが、慣れてくるとこれを増やせばもっと伸びがよくなる、これを減らせばもっと洗い落ちがよくなる、といったようなアイディアがたくさん浮び、もっとこの研究をしたいと感じました。
また、研究所の環境は私の想像と違い、雰囲気がとてもよく、研究員の方々が楽しそうで生き生きと研究していました。その姿を見て、研究職という業種で働いてみたいという気持ちが強くなりました。
私が今回のインターンシップに参加するにおいて、目標としていたことは2つあり、1つは化粧品関係の企業はどのような職場で、どのような環境であるかを知ること、もう1つは実際の研究職とはどのようなことを行っているのか知ることでした。
2.研修内容
今回行った研修は2つのものでした。
1つ目はスタイリング剤に用いる樹脂の被膜の硬さの試験を行いました。この試験では、5種類のセット樹脂を、そのままの状態、ポリオール併用系、ジェル処方系にして同一人毛に塗布し、塗布前後やそれぞれの硬度の比較を行いました。比較方法には毛髪曲げ試験によるヤング率によるものと官能評価を用いました。また、この内容をPowerPointにまとめ、研究員の皆さんの前で発表を行いました。
2つ目はスタイリング剤の配合を変え、好みのものに調製していくことを行いました。原料の純分を数%ずつ変えることで、硬さ、伸び、髪の立ち上がり、洗い落ちなどがそれぞれ変るため、少しずつ原料の純分を変えていき、出来上がったものを一つ一つ、ウィッグや自分の髪につけることで評価を行いました。
3.研修の結果得たもの
インターンシップを通じて、新しいものを作ることの難しさと楽しさを知ることができました。
今回の研修では、樹脂の試験の結果が当初の予想と異なる結果となりました。このことについて研究所の方々に尋ねましたが、研究所でも初めての試験であったため、正確な理由まではわからず、推測の段階までで終わってしまいました。これが新しいことに取り組む難しさであり、そこを研究し、改善していくということが大切なのだと学びました。
最終日に自分でスタイリング剤の調製する際には、自分の好きなものを自分が使いたいと思えるようなものに調整していくことがとても楽しく、時間を忘れてしまえるほど没頭できました。最初は思った通りにならず苦戦しましたが、慣れてくるとこれを増やせばもっと伸びがよくなる、これを減らせばもっと洗い落ちがよくなる、といったようなアイディアがたくさん浮び、もっとこの研究をしたいと感じました。
また、研究所の環境は私の想像と違い、雰囲気がとてもよく、研究員の方々が楽しそうで生き生きと研究していました。その姿を見て、研究職という業種で働いてみたいという気持ちが強くなりました。
参加期間 | 9月9日~13日(5日間) |
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勤務地 | 埼玉県比企郡 |