週刊就活ミニ講座 第29回「集団面接の心得」
1次面接は「集団面接」が多い
説明会、エントリーシートの提出、筆記試験などの選考を経て、最初の面接に進む学生も多くなってくる頃です。
多くの企業の1次面接は「集団面接(グループ面接)」となっています。
集団面接では、個人面接と違う注意点があります。今日は、そんな集団面接のポイントを確認しましょう。
※集団面接(グル—プ面接)とは・・・面接官に対して、学生が2名以上の面接。
1.他の学生が話している間、どちらを見るべきか。
基本的に「話をしている人」を見るようにしましょう。
集団面接では、個人面接と違って自分だけが受け答えをするわけではありません。
他の学生が質問に答えている間は、その学生の方を見るようにしましょう。
まじまじと見つめる必要はありませんが、身体を少しずらして、「人の話をしっかり聴いている」ことが面接官からも分かるようにしましょう。
面接官は、あなたが他の人の話を聞く態度もチェックしていると考えて下さい。
面接中は自分のことで手一杯になりがちですが、周りの人の意見にも耳を傾けましょう。
2.自分が言うつもりだった意見を他の学生に先に言われたらどうするか。
まずは焦らず、自分の言いたかったことを言いましょう。
集団面接では、同じ質問が複数人に与えられることが多々あります。
最初に答える人は心配いりませんが、後の人は、先の人に同じ意見を言われてしまうかもしれません。しかし、慌てずに対処しましょう。
「私も●●さんと同じように~と思います」と、まずは同じ意見をもっていることを説明します。
そのためにも他の学生の発言はしっかり聞き、名前まで覚えておきましょう。
加えて、何かひとつ、自分なりの補足を付け足しましょう。どんな小さな意見でも構いません。他の学生と一言一句同じ意見をもっていることのほうが少ないはずです。少しでも違う部分、付け足せる部分を見出し、意見の単なる復唱にならないようにしましょう。
自己PRや志望動機がかぶった場合も同様です。急に内容を変える必要はありません。
同じテーマでも、話し方や熱意によって、面接官が受け取る印象は変わってきます。
共に面接を受ける学生はライバルです。しかし、相手の意見を気にし過ぎて萎縮したり、逆に相手の意見を否定して優位に立とうとする必要はありません。
様々な意見の学生がいることを理解した上で、自分のありのままを最大限にアピールしましょう。
次回のミニ講座は「面接の持ち物チェックリスト」です。
ブックマークしてご活用ください。