週刊就活ミニ講座 第3回 「一歩差がつくクッション言葉 『恐れ入ります』!」
「クッション言葉」をご存知でしょうか。
「クッション言葉」が使えると、人にものを頼むとき、誰かの依頼を断るとき、やむを得ず迷惑をかけてしまうとき等に、あなたの印象を柔らかくすることができます。
「クッション言葉」の代表的なものに、「お手数をおかけしますが~」「大変恐縮ですが~」「お忙しいところ申し訳ございませんが~」「あいにくですが~」等があります。
しかし、いきなりこんなにたくさんは覚えられませんし、使いこなせません。
まずは最も汎用的に使える1フレーズを覚えましょう。
「恐れ入ります」
これを使えるだけでも格段に好印象です。
就職活動においても「この学生はしっかりしているな」という印象を与えられます。
・「恐れ入ります」の意味
1、相手の好意に対して、ありがたいと思ったとき、恐縮するときに使います。お礼の気持ちを表すときです。
2、相手に対して失礼をしたり、迷惑をかけてしまったときに使います。申し訳ない気持ちを表すときです。
・「恐れ入ります」の使いどき
では就職活動において、どのような場面で使うのでしょうか。
1、企業に電話をかけて「お忙しいところ恐れ入ります。私、東邦大学○学部○学科の~」
2、質問するとき「恐れ入りますが、3点ほどお聞きしてもよろしいでしょうか」
3、部屋のドアを開けてもらって「恐れ入ります」
4、会話中の人に割って入らねばならないとき「恐れ入りますが、少々お時間よろしいでしょうか?」
・間違いやすい使い方
「恐れ入ります」は、あくまで相手の動作に対して恐縮するときに使います。従って、自分が動作の主体であるときには使えません。
×「恐れ入りますが、その質問にはお答えできません」→○「申し訳ございませんが、その質問にはお答えできません」
次回のミニ講座は「貴社」と「御社」の使い分けを紹介します。恐れ入りますが、また読んでいただけると幸いです。