お問い合わせ先
東邦大学
習志野学事部キャリアセンター
〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL :
(薬学部担当)047-472-1226
(理学部担当)047-472-1823
(健康科学部担当)
047-472-1226
※受付時間
月~金曜日 9:00~17:00
土曜日 9:00~13:30
(日曜祭日休室)
就職活動体験記
K.Mさん / 情報業界
K.Mさん
理学部情報科学科
2015年3月卒業見込み
情報業界
システムエンジニア
キヤノンソフトウェア株式会社 内々定
就職活動をはじめた時期 | 3年生の12月 |
エントリーした会社の数 | 90社 |
説明会に参加した数 | 20~30社 |
OB・OG訪問の有無 | 無し |
インターンシップ参加の有無 | 無し |
内々定時期 | 5月上旬 |
情報収集の方法 | リクナビ、マイナビ |
■12月からの就職活動
私が就職活動をはじめたのは、3年生の12月でした。それまでは一切の就職活動準備をしていません。これは一般的な就職活動の流れと比較すると、少し遅めのスタートといえます。
(理想的な就職活動は、3年生になると同時に業界研究や自己分析をはじめ、12月の採用広報活動解禁までに自己PRやビジネスマナー、面接の基礎を習得しておく……といったものです。)
就職活動のスタートが遅れた理由は、幼少より続けてきたクラシックバレエによるものです。私は4歳の頃からクラシックバレエの教室に通ってきました。その集大成となる発表会が、3年生の11月に控えていたのです。
バレエを仕事するつもりはなく、企業への就職活動をすることは以前から決めてたので、バレエの練習で就職活動の時間が確保できないことが不安でした。しかし、今までずっと続けてきたバレエの最後の発表会は悔いのないものにしたい、という気持ちも強くもっていました。
そこで、3年生の秋頃、キャリアセンターのキャリア相談をはじめて利用し、上記の葛藤をカウンセラーの先生に話してみました。その結果、人に話を聞いてもらうことで、自分の考えを整理することができました。複数の課題に同時に取り組むよりも、一つのことに集中する方が自分には向いているという結論に至り、11月までは全力でバレエに、12月からは全力で就職活動に取り組もうと決心しました。
カウンセラーの先生からも、12月から全力で取り組めば、決して遅くはないという励ましの言葉もいただいて、気持ちが楽になりました。
就職活動を終えて振り返ってみると、やはり、はっきりと気持ちを切り替えれば、12月から就職活動をはじめても決して遅くはないと実感できます。現在、就職活動以外に取り組むべき課題が目の前にある人は、しっかりそれを終えてから、気持ちを切り替えるのもひとつの方法だと思います。(もちろん、就職活動の時間をつくれる人は早めに動きはじめたほうが良いと思います。)
また、11月まで全力でバレエの練習に打ち込んだことは、就職活動における自己PRのエピソードとしても活かされました。発表会の主役としてチーム全体をまとめた経験や、必死に練習に取り組んだことを評価していただきました。
■業界研究 兼 会社説明会への参加
前述のように12月から就職活動をはじめた私は、履歴書やESの作成と並行しながら、業界研究・企業研究を進めていきました。事前に業界を絞ることができなかったため、就職活動初期は業界を絞らずに様々な会社説明会に参加していきました。その中で出会ったのが、IT業界のシステムエンジニアという仕事です。
私は、情報ではなく数学を学びたいという気持ちから情報科学科に入学したので、就職においてIT業界には焦点を当てておらず、とある会社説明会ではじめてSEという仕事を知りました。
その説明会で、SEはひたすらコンピュータの前に向かってプログラミングをする仕事ではなく、社内外の様々な人と積極的にコミュニケーションをとる仕事だという説明を聞きました。多様な年代の人と一緒に仕事がしたいという思いもあり、以降SEに対し強く興味をもつようになりました。
■SEを目指す後輩へのアドバイス
■SEを目指す後輩へのアドバイス
面接で必ず聞かれるのが、SEの仕事内容をしっかり理解しているか否か、ということです。多くのコミュニケーションを取る必要のある仕事なので、コミュニケーション能力についても問われます。人と話すことに苦手意識がないか、物事をわかりやすく論理立てて説明する力はあるか、といった部分もみられます。
プログラミングの知識はもっていなくても問題はありませんでした。大切なのは、入社後に勉強を続けていく意欲があるかどうかのようです。(私は情報科学科の数理知能科学コースに所属しており、プログラミングについて専門的に勉強したことはありませんでした。)
■自分に合ったやり方で就職活動をすること
就職活動を終えて強く感じているのは「就職活動は必ずしもマニュアル通りに進めなくても良い」ということです。
私は活動をはじめるのも遅く、業界研究も説明会に参加しながら進めていました。しかし、遅めのスタートに焦ることなく、自分のペースで就職活動を進めました。焦って多くのことに手を出すよりも、目の前の課題を少しづつこなしていく自分の性分をわきまえた上での選択であり、これが功を奏したと思っています。
(面接対策に関しても、一般的には「文章の丸暗記は良くない」と言われていますが、私にはこの丸暗記の方法が適していました。)
就職活動に関するマニュアルはたくさんありますが、大切なのは自分に合ったやり方を見つけることだと思います。周囲の助言やアドバイスを参考にしつつも、自分の性格や強みに適した方法を確立し、一歩一歩着実に前へ進めれば、充実した就職活動になると思っています。